樫木隆治
かしきりゅうじ
1965年生まれ・姫路市
コメント
不器用者でござんす!筆は朽ち果てても魂は果てぬ。新しいモノにろくなものはないと思い続け、明るい未来に背を向けて生きるバカな男の作品でございます。
さて私の作品ですが、10代後半からの戦争画からはじまり、それと並行してクルマなどを描きはじめました。すべて戦闘的な絵がほとんどで“戦う”世界がテーマです。そして美しさ、自分の行きたいところ150点ほどあります。作品の中にあるPORSCHEは私の青春そのものでした。
「人生苦手なことばかり、走っている時がすべて、その前後はどうでもい」
(本人)
~Writer’s Eye(取材を通して)~
車を描き始めたのは十代半ば。スーパーカーブームのさなかでした。「絵をかいて生きていく」と心を決め、以来、1950年代のクラシックカーやヨーロッパのカーレースへと、興味はつきません。若いときは無茶な運転もして「命拾いした」ことも何度かあるのだそうです。映画「ゴッドファーザー」の舞台、イタリア・パレルモの海辺の絵「tarantella」には、「だれにも看取られず野垂れ死にしている」自分の姿が描かれています。