橋本直染

はしもとちょくせん

橋本直染

1991年生まれ・三木市

空<代表作>

2024年
アクリル絵の具 画仙紙 藁筆

コメント

小学校から筆圧の弱い息子が、鉛筆を持つより筆を持って沢山の字を書きました。特に大きな画仙紙に大きな筆で体を使って書く事が好きで「空」や「海」等を書きました。
墨だけでなくアクリル絵具を使ったり、紙だけでなく木や布に書いたり、筆だけでなく藁やほうきや刷毛を使って書いたりもします。
最近では色を使って模様や線を書いた上に字を書いて楽しんでいます。
指導してくださる先生や友達と楽しく長く続けて行って欲しいと思います。
橋本裕子(母)

~Writer’s Eye(取材を通して)~

選んだ文字や言葉が、お手本を飛び出して、唯一無二の書となる、その一瞬。墨と紙との出会い、緩急のリズムを楽しむように、直染さんは筆を運びます。書道を始めたのは小学1年のとき。当時、特別支援学級で担任だった先生が、いまは地域の「きらきら書道」の先生として、直染さんや仲間たちを見守ってくれています。二十数年続くその歩みには「だれもが自由な表現活動を」との願いが込められています。

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