鉄穴 芳野
てっしゃ よしの
1936年生まれ・佐用町
コメント
本人が体験した日常の中やテレビを見て興味を持ったものを描いています。
色鉛筆の上からサインペンで描くことで独特な色合いがでています。
人物や動物もとても素朴に描いており、何かほっこりした作品です。
87歳の高齢であるので、ゆっくり 楽しく 作品制作に取り組んでいます。
(社会福祉法人くすの木会播磨園 施設職員 福井 彰良)
~Writer’s Eye(取材を通して)~
ふるさとは、県中西部の千種町。自然豊かな山あいで育った遠い日々への郷愁が、作品から伝わってくるようです。いまは、佐用町の千種川のほとりの施設で穏やかにすごす日々。子どもの頃の火傷が元で不自由になった右手を使い、描きます。絵を始めた当初は、少し恥ずかしそうに描いていました。しだいに、県の展覧会などで入選するようになり、絵は暮らしを彩る楽しみになっています。