前田 諒太郎
まえだ りょうたろう
1993年生まれ・三田市
コメント
12色の色鉛筆による超絶技巧。空が、雲が、これほど豊かな表情を持っていることに私たちは気付けない。作者の鋭敏な観察眼は、私たちが見逃している雲の動きや色彩の変化、そして私たちが見ることができない空気の層までを感知しているようだ。(選考委員:H)
お父さんが撮った空の写真から、12色鉛筆が彼の空の作品が誕生。最近は入道雲のモクモク感に挑戦。(選考委員:M)
画用紙のマチエールを活かし、優しく撫でるように彩色された画面は繊細そのもの。微妙なグラデーションで表現された雲や空は美しく、雄大でドラマチックでもあり、複雑でもある。まるで心の模様に見える。(選考委員:K)
基本の12色の色鉛筆を使って描いています。お気に入りの題材は「空」。作品は塗り方を微妙に変え、律儀な性格を表すように丁寧に丁寧に何層にも塗り込まれたものばかり。12色の色鉛筆から生み出される見事な色彩と繊細な表現をたくさんの方に見ていただきたいと思います。(母:前田 陽子)