木下 晃希
きのした こうき
2000年生まれ・西宮市
コメント
力強い線で、的確に描写された動物には、独創的な魅力がある。いくつもの動物が重なり合った画面も破綻なくまとめ上げる卓越した構成力も見事だ。背景の描写を省略することで、動物の存在感が際立っている。(選考委員:H)
3歳の時に初めてキリンの絵を描き、以来彼の描く動物の持つ豊かな表情は同じ仲間である私達に諭されているようです(選考委員:M)
シンプルな背景に黒の均一な輪郭線や陰影のない鮮やかな色面で構成された画面は明快だ。線や面の黒が巧みで、色面の明るさが強調され画面が引き締まってみえる。モチーフの生き物が生き生きと見えるのはそのせいだろう。(選考委員:K)
晃希は、芦屋特別支援学校に通う高校2年生です。幼少の頃から絵を描くのが好きで、動物や鳥の絵をポスカ(水性マジック)で描いて育ちました。色鮮やかで表現豊かな動物たちを通して、晃希の優しい気持ちを感じていただければ嬉しいです。(父:木下 賢二)